***外壁塗装入門*** ~塗装業者の種類・違い~

2020/8/31

~塗装業者の種類・違い~

外壁塗装ができる業者は大きく3つに分けられます。

【ハウスメーカーなどの大手業者】 【リフォーム業者】 【地元の外壁塗装業者】

この3つの業者が外壁塗装ができる業者になるのですが、それぞれの違いや特徴は、いまいち素人の私たちにはわかりにくいと思います。

それぞれどのような特徴があるのかを比較してみましょう。


                                           費用      安心・信頼    技術     融通

大手ハウスメーカー    高い       高い      高い    きかない

リフォーム業者      高い       普通      普通     きく

地元業者         安い       普通      高い     きく


各塗装業者を比べてみました。では、各塗装業者に依頼した場合のメリット・デメリットをみてみましょう。

●大手ハウスメーカーの場合

【メリット】 これまで積み重ねてきた実績があるので信頼がある。保証もしっかりしており、トラブルに対応する力も高い。安心できる。

【デメリット】 ハウスメーカーの多くは下請け会社(地元の塗装業者や、下請け専門の業者)に依頼されて塗装という形になります。そのため、大手業者に伝えていたことが、下請け業者には伝わっていない伝達漏れトラブルなどが発生することもあります。また、中間マージンが発生して費用が高くなってしまったり、下請け側で利益を確保しようと、雑・抜手きの作業になってしまうことがあります。必ずしも、このようなことが起こるとは言えませんが、多くの場合がこの状態に陥ってしまいます。

●リフォーム業者の場合

【メリット】 屋根や外壁以外にも直したいところがあれば一緒に直してもらえる。よくあるのが、「せっかく外装の塗り替えをするんだから、ついでに内装も一緒に変更したい」といったもので、リフォーム業者に頼んだ場合、塗装以外の技術もあるため、一緒に直すことができます。

【デメリット】 リフォーム業者と一口にいっても、様々な業種があるため何を専門に行っているのか見極める必要がある。

リフォーム業者に塗装を依頼する時に気を付けるべきこと・・・

「元々リフォームを専門にやっていたが、需要があるため塗装もするようになった業者」「元々塗装を専門にやっていたが、お客様の要望に応えるうちにリフォームもするようになった業者」 後者を選ぶのが最善です。途中から塗装もするようになった業者と、最初から塗装を専門にやってきた業者とでは、技術・知識に差があります。リフォーム業者に塗装を依頼するのであれば、元々塗装を専門にやっていた業者を選びましょう。

●地元の外壁塗装業者の場合

【メリット】 社内で職人を手配して塗装を行うことが多いので、余計な費用が発生せず、費用を安く抑えられる。見積もりの依頼から契約、施工までを一貫して引き受けてもらえるので、打ち合わせで決まった事項の、伝達の食い違いが起こりにくい。自宅との距離が近いため、何かあった場合はすぐに駆け付けてもらえる。

【デメリット】 大手業者と異なり口コミなどの情報が少ないため、質の良い業者を見つけるための情報収集に労力がかかる。小規模な業者の中にも充実した保証を設ける業者が増えてきているが、保証内容にバラつきがある。また、保証がついていたとしても、数年後にその業者が倒産したり廃業してしまうと、不具合が起きても対応してもらえない場合がある。

各業者それぞれで、メリットもデメリットも存在していますが、一般の住宅の塗装であれば地元業者に依頼をするのが最善だと私は考えます。

会社の規模や資金などでは圧倒的に大手企業の方が強いですが、塗装の技術や費用の安さなどは地元業者に軍配があがります。何かあった時にすぐき来てくれる距離に会社があれば、ちょっとしたことでも気軽に相談しやすし、地元で一つでも悪い評判があれば、その地域では仕事がしていけなくなってしまうため、ひとつひとつの作業を丁寧にやってくれるはずです。

一番大切なことは自分の目的にあった塗装業者を選ぶことです。

屋根塗装のみ、外壁塗装のみ、屋根+外壁塗装、塗装+リフォーム…

当たり前のことですが、屋根塗装のみをしたい場合は、屋根塗装を得意としている業者に頼んだ方が安心です。屋根塗装が目的なのに、外壁塗装を専門としている業者に頼んでしまうと、本当にきちんとやってもらえるのか不安になってしまいませんか?もちろん屋根も外壁もどちらも得意としている業者もいますが、それぞれ得意としている分野が存在しているため、その分野と自分の目的を合わせることで、結果失敗しない満足の塗装ができます。