「外壁タイル」はデザイン性と耐久性を兼ね備えているので、魅力的な外壁材ですよね。
外壁タイルの美観を保ったり、目地を保護をしたりするために塗装をする方が増えています。
ですが、「目地の保護≠防水」ということはあまり知られていません。
そこで今回は、外壁タイルと防水についてお話します。
クリアー塗装でできるのは“コーティング”
外壁タイルは、石や砂などの天然素材を高温で焼き固めてつくられます。
無機質が素材なので雨風や紫外線などの影響は受けにくいと言えます。
ただ、年数が経ったり、建物が振動を受け続けたりすることでタイルにひび割れができたり、浮いてしまうことがあります。
また、タイルとタイルのつなぎ目の「目地」が劣化したりするのは珍しくありません。
こうなってしまうと、タイルの内側に水分が入り込んでしまい、建物の劣化を進めてしまうことがあります。
外壁タイルも他の外壁同様に塗装をしておくことが大切です。
外壁タイル塗装によく使われるのはクリアー塗装です。
無色透明なので、外壁のデザインを維持しながら保護できます。また、目地の上に薄い塗膜をつくることもできます。
しかし、コーティングはできても、防水はできません!
一定期間は水の侵入を防げるものの、その機能は徐々になくなってしまいます。
つまり、クリアー塗装では防水はできないのです。
外壁タイルは専用塗料で防水!
建物を劣化させる最大の原因は「水の侵入」です。
外壁タイルに起き得るひび割れや目地の劣化は水の侵入につながるため、
タイルの性質に合った防水対策をしましょう。
そこで、
ぜひ知っておいていただきたいのが透明な防水塗膜をつくるタイル用の防水材「セブンS」です。
次の特徴があります。
○防水性が高い
目地にできた小さなひびに入り込み、すき間を埋めます。
さらに、主成分はシリコンアクリル樹脂の塗料なので、
表面にはポッテッとした弾力性のある塗膜ができます。防水性に優れた塗膜でタイルを守ります。
○外壁のデザイン性を失わない
塗膜は透明なので、タイルのデザイン性を損なわない仕上がりになります。
トップコートを「ツヤあり」「半ツヤ」「ツヤ消し」から選ぶこともできるので、
デザインや希望に沿った仕上がりを目指せます。
○長期にわたり保護できる
塗膜の伸びが良いためタイルとの密着性に優れています。
しっかりと密着するので長期な耐久性があります。
○タイルの落下を防止する
厚みがある塗膜がしっかり密着するため、タイルが浮いて落下するのを防げます。
○高耐候性のある上塗りとの相性がいい
高耐候性の上塗りと組み合わせることができます。
耐久性や耐汚染性にとても優れた仕上がりにできます。
外壁タイル以外にもおすすめ
透明な防水塗膜をつくるセブンSが適するのは外壁タイルだけはありません。
「打ちっぱなしのコンクリート」や「ガラスブロック」の防水にもおすすめできます。
施工には技術が必要
セブンSは理想的な防水塗料ですが、
施工する業者によって仕上がりに差が出てしまうという面があります。
十分に施行実績がない業者だと、
塗膜に必要な厚みを持たせられない、厚みにムラがある仕上がりになることがあります。
透明の塗料なので、塗り忘れ箇所が出てしまうこともあります。
セブンSの高い機能性を引き出すためには、技術や経験がある業者を選ぶことも大切です。
タイル外壁の「目地の保護」や「コーティング」をしたから、
防水対策もバッチリ!と思っていた方は少ないと思います。
防水とは別物ということと、
外壁タイルのお家にとってセブンSは心強い味方であることをぜひ覚えておいてくださいね!