***多機能な塗料について***

2022/11/25

弊社では、塗料の性能(汚れやすさや、遮熱性など)を独自に実験しております!!!

外壁塗装をするとき、みなさんは何が重要だと思いますか?

業者選び、費用、出来栄え…いろんな考え方があるでしょう。

私は、みなさんに是非「塗料」に関心を持っていただきたいです!

塗料の特徴を知っておけば、より満足できる仕上がりになることは間違えないためです。

そもそも塗料とは?

外壁塗装で使う塗料は

①合成樹脂

②添加剤

③顔料

④溶剤類

の4つの成分でできています。

塗料の種類は、どんな品質の合成樹脂が入っているかで決まります。

添加物は塗膜に機能を追加し、顔料は塗膜に色を付けたり厚みを持たせたりします。

溶剤類は、塗装できるよう液状にするためのものです。

基本の塗料は「ウレタン」「シリコン」「フッ素」

ウレタン塗料

ウレタンとは「ポリウレタン」のことです。ひと昔前まで主流の塗料でした。

とはいえ、木、鉄、塩ビ製素材などに非常に適しているため、まだまだ活用されています。

特徴

・耐久年数:6~10年

・弾性があるのでひび割れを防ぐ効果がある

シリコン塗料

耐久性、汚れにくさ、紫外線に強いなどのメリットがあって

コストパフォーマンスが高いため人気があります。

外壁塗装ではシェア率70~80%を占めているようです。

特徴

・耐久年数:12~15年

・塗料の種類が多い

フッ素塗料

耐久性に非常に優れています。東京スカイツリーや六本木ヒルズにも用いられているそうです。

耐用年数の高さから、一般住宅でも使われるようになりました。

【特徴】

・耐久年数:15~20年

・耐候性、耐熱性、防藻性、防カビ性などに優れる

進化を続ける「多機能塗料」

ラジカル塗料

正式には「ラジカル制御型塗料」といい、「ラジカル制御」は耐候性を向上させる技術のことです。

紫外線や雨水に非常に強い性質が魅力です。

【メリット】

・耐久年数:15年前後

・木造から金属まで場所を選ばず塗装可能

・臭みが少ない

【デメリット】

・発売されてから年数が経っていないため、使用実績がない業者もある。

光触媒塗料

紫外線で汚れを分解する

浮かせて、雨水で汚れを洗い流すことができる=自然の力で汚れを落とすことが出来ます。

塗料内の二酸化チタンという物質には、紫外線を浴びると活性酸素を発生させ、

空気中に発生している大気汚染物質を分解する働きがあります。

塗膜では、汚れを分解させる機能として発揮されるそうです。

【メリット】

・耐久年数:最長20年

・最初の費用は高いが、耐久年数が長いためメンテナンス費用が抑えられる

【デメリット】

・性能を発揮するには紫外線が必要なので、環境や気候によっては発揮されない

無機塗料

一般的な塗料に有機物が配合されているのに対して、無機物が配合された塗料。
無機物は紫外線によって劣化することがないため、耐久性が高いです。

【メリット】

・耐久年数:20~25年

・無機物ならではのメリットが多い。カビやコケが生えにくい、難燃性・不燃性がある、変色しにくい、など。

【デメリット】

・固い塗膜になるのでひび割れしやすい。

似ているようで、違う!遮熱と断熱

遮熱塗料

「太陽光を反射させること」を遮熱と言います。

太陽の光を反射させ、建物が受ける熱の影響を減らしてくれます。

塗膜が高温になることもないので、塗装が長持ちします。

断熱塗料

太陽光の熱を塗膜に溜め込む、いわゆる断熱材の発想でつくられています。

熱は家のまわりにあるものの、内部に伝わりにくいため、室温環境を快適にできます。

遮熱効果と断熱効果の大きな違いは、「冬の室内」にあります。

遮熱効果が冬に発揮されると、室内の温度を下げてしまうこともあり得ます。

一方、断熱の場合、熱の伝わりを抑えるため、冬の暖かい室内が守れます。

今回は、メジャーな塗料を簡単にご説明しました。

塗料の改良はどんどん進んでいます。

気になる塗料が出てきたら、随時ご紹介していきたいと思います!