***外装工事の適齢期***

2022/7/27

長かった梅雨もそろそろ終わり、これからが夏本番です!

みなさんはこの夏の予定は決まりましたか?実は私たち塗装業者は、忙しい時季に入ります。

梅雨が終わった今は、

「室内で雨ジミを見つけてびっくり!この家は大丈夫?」

「ここ数年雨漏りが起きる度、応急処置していたけど、もう限界」

といったご相談を多くいただくためです。

ある日突然、大事な家で不安が見つかると、ショックですし、アタフタしてしまいますよね…

そこで今回は、

長く快適に暮らすために知っておきたい「外装工事の適齢期」についてお話しようと思います。

外壁工事

外壁を塗装すると、壁には薄くて丈夫な膜ができます。

この膜は、見た目を美しくすると同時に、雨や紫外線から建物を保護します。

塗料によっては、防カビや耐熱、遮熱などの機能も発揮します。

紫外線や湿気、雨などに影響を受け続け劣化していくと

見た目はもちろん保護機能も落ちていきます。

適齢期サイン

・カビや藻による汚れ

・塗装の色あせ

・塗装のヒビ割れ

適齢期サインを見落とさないために

新築から数年間は、汚れやカビの掃除がてらご自身で点検してみましょう。異変に早く気付けます。

それ以降は、10年、15年、20年とぜひプロに依頼し点検することをおすすめします。

経年による黒ずみが目立ちます
塗装後は新築時の美しさが蘇ります

屋根工事

屋根材は老朽化するだけでなく、自然災害などでダメージを受けたりもします。

屋根の下地には防水シートが張られているため、通常、すぐには雨漏りはしません。

ですので雨漏りが起きるのは、非常に状態が悪くなっているということです。

大掛かりな工事になる前に対処できることが理想です。

屋根の工事は2種類あります。

●重ね葺き(カバー工法)…現在の屋根材の上に新たな屋根材をかぶせる方法。

工事期間が短い、費用を抑えられるメリットがありますが

傷みの状態によっては工事できない場合があります。

●葺き替え…下地から表面まですべてを新品の屋根材に変える方法。

費用はかかりますが、雨漏り対策に加えて、外観のイメージチェンジ、耐震性の向上もできます。

適齢期サイン

・風が強い日に、屋根から音がする

・屋根材が色褪せたり、割れたりしている

・天井など室内にカビや雨ジミができた

適齢期サインを見落とさないために

室内は日頃から点検をしましょう。

10年目以降は5年ごとに屋根に上がれるプロに依頼し、しっかり点検を。

地震や台風の直後は、まずは自分の目で、飛来物で割れがないか?

瓦が飛んだり、割れたりしていないか?見てください。

「もしかして」と思ったら、プロに連絡をしましょう。

瓦の劣化が目立ちます
瓦屋根からガルバリウム鋼板屋根へ葺き替えました

色も雰囲気もガラッと変わりました!

防水工事

屋上やバルコニーには屋根がないため、一般的には下地に防水層をつくり

その表面にトップコートを塗って防水しています。

しかし、紫外線や雨、風、雪の影響を強く受け、年数が経つと劣化してきます。

適齢期サイン

・防水面に浮き、膨れ、シワができている

・防水面と建物の境や隅にヒビや剥がれがある

・水はけが悪い、水が溜まる

・雨漏りがする

適齢期サインを見落とさないために

防水に問題がなくとも、排水溝周りに土や木の葉が溜まると、雨水が室内に入る原因になり得るので

定期的に掃除をすることが第一です。その際、上記のサインがないかも確認しましょう。

防水工事の種類により耐久年数は異なりますが、多くの場合、10年~15年で寿命を迎えます。

10年目からは5年に1度の点検・メンテナンスをおすすめします。

表面のひび割れが目立ちます
防水工事をして綺麗になりました

外壁塗装、屋根工事、防水工事は

それぞれが専門業者に別れていることが多く、業者選びに迷う方は少なくありません。

SHINSEI では3つの工事すべてを専門に扱っています。

まとめて点検をすることも、工事をすることも可能です。

どんな些細なことでも「アレ?」と思ったら、お気軽にご相談ください(^^)